養殖イワガキ・マガキの貝毒情報
養殖イワガキ・マガキの貝毒情報
県は、消費者に安全な養殖イワガキ・マガキを提供できるよう、貝毒の定期的なモニタリング検査を行っております。
NEW 令和7年6月11日に養殖イワガキの貝毒簡易検査を行いました。
<令和7年度 養殖イワガキ検査結果>
貝毒とは?
イワガキなどの二枚貝類は、希に、海域に特定のプランクトンが特異的に増殖すると、そのプランクトンを摂食して毒を体内に蓄積することが知られています。
毒が蓄積した二枚貝類をヒトが食べると、中毒症状を引き起こすことがあります。貝毒は調理などの加熱では消えません。
貝毒には麻痺性貝毒と下痢性貝毒の2種類があります。
○麻痺性貝毒・・・しびれ感、麻痺、言語障害 など 重度の場合は呼吸麻痺で死亡
○下痢性貝毒・・・下痢、腹痛、嘔吐 など
貝毒の監視体制について
県は下記の通り、養殖イワガキ・マガキの出荷前~出荷期間中は毎月1回の貝毒検査を行っております。
○検査月
・養殖イワガキ 公定法検査(4月)、簡易検査(5月、6月,7月,8月)
・養殖マガキ 公定法検査(11月)、簡易検査(12月、翌1月、翌2月、翌3月)
※近隣の府県(京都府、石川県)で貝毒発生がみられた場合は、追加検査を行う場合があります。
○検査海域
・養殖イワガキ 高浜町 内浦湾日引、内浦湾神野浦
小浜湾西(和田)
小浜市 小浜湾東(西津、甲ヶ崎、仏谷)
矢代湾(田烏、矢代、阿納、西小川)
若狭町 世久見湾(世久見、常神)
敦賀市 敦賀湾(沓、縄間、手の浦)
・養殖マガキ 小浜市 小浜湾東(西津、甲ヶ崎、仏谷)、矢代湾(田烏、矢代、阿納)
※出荷状況によって、検査海域が変更になる場合があります。
出荷自主規制
このように厳重な監視を行い、貝毒発生時には出荷自主規制の指導を行うことで、消費者の安全を確保する体制をとっています。
貝毒の毒量には、下記の規制値が設定されており、超えた場合、当該海域の生産者は直ちに出荷自主規制を行い、市場に出回らないようにします。
○麻痺性貝毒・・・貝のむき身重量1グラム当たり 4MU(マウスユニット)
○下痢性貝毒・・・貝のむき身重量1キログラム当たり 0.16mgOA(オカダ酸)当量
なお、天然イワガキ・マガキ、その他二枚貝は県が実施する貝毒検査の対象外ですのでご注意ください。
関連ファイルダウンロード
※PDFをご覧になるには「Adobe Reader(無料)」が必要です。
アンケート
より詳しくご感想をいただける場合は、suisan@pref.fukui.lg.jpまでメールでお送りください。
お問い合わせ先
水産課
電話番号:0776-20-0435 | ファックス:0776-20-0653 | メール:suisan@pref.fukui.lg.jp
福井市大手3丁目17-1(地図・アクセス)
受付時間 月曜日から金曜日 8時30分から17時15分(土曜・日曜・祝日・年末年始を除く)