特用林産物の振興
『ふくい 森の恵み』ガイドブックが完成しました
福井県では、大型で肉厚な原木しいたけ「香福茸(こうふくだけ)」や「九頭竜まいたけ」、
福井オリジナルきのこ「越前カンタケ」などきのこ類のほか、山菜や燃料用木炭、茶道に用いられる
菊炭など多くの森の恵み(特用林産物)が生産されています。
このたび、これら福井で生産される森の恵みの詳細や生産者のこだわりを掲載したガイドブックを
作成しました。
また、各商品の価格帯や問い合わせ先も記載されており、バイヤーズガイドとしてもご活用いただけます。
是非ご覧ください。
[ ふくい森の恵みガイドブックのダウンロードはこちらから ]
特用林産物とは
森林から生産されるもののうち、一般的に用いられる建築用木材等を除いたものを「特用林産物」といいます。
特用林産物には、食用のきのこ類や山菜、木竹炭のほか、ウルシ等の伝統工芸品の原材料なども含まれます。
福井県の特用林産物
本県の特用林産物の生産者は、家族経営が主であり、きのこ類などの大規模工場は数少ないものの、地域特性に根ざした多様な里山の利用が生業として継承されており、研磨炭※や葛、オウレンなど全国に誇る特用林産物の生産が行われています。
※研磨炭は、漆器などの表面を精密に研ぎ出すための、ニホンアブラギリを原料とする木炭の一種です。
林業遺産認定品目
本県には、日本森林学会が認定する「林業遺産」に、全国最多の3品目が認定されています。
「林業遺産」は、 日本各地の林業発展の歴史を将来にわたって記憶・ 記録するため、林業発展の歴史を示す景観や生産技術、特徴的な道具類などを遺産認定するもので、2013年から認定事業が開始されました。
[本県の林業遺産]
名 称 | 品目 | 概 要 |
越前オウレンの栽培技術 | 越前オウレン | 高標高地の林床を利用した薬用植物としてのオウレンの希少な栽培地と栽培技術 |
若狭地域に継承された研磨炭の製炭技術 | 研磨炭 | 漆器の表面研磨などに不可欠な研磨炭の伝統的な生産技術を継承する唯一の事例 |
若狭地域の里山における熊川葛の生産技術 | 熊川葛 | 江戸時代から現在まで変わらぬ製法により、昔ながらの技術と品質を現代に引き継ぐもの |
特用林産物の振興について
特用林産物については生産者の高齢化や後継者不足など課題を抱えていますが、里山の資源を有効に活用してビジネスにつなげ、特用林産物の生産拡大や次世代への技術継承を進めていくため、施設整備や新商品開発、販路開拓等に対する支援を行っています。
ご質問や支援の希望がございましたら、お近くの農林総合事務所等までお問い合わせください。
名称 | 住所 | 電話番号 | 管内の市町 |
森づくり課 | 福井市大手3丁目17-1 | 0776-20‐0443 | 県全域 |
福井農林総合事務所林業部 |
福井市松本3丁目16-10 | 0776-21-8213 | 福井市、永平寺町 |
坂井農林総合事務所林業部 |
坂井市三国町水居17-45 | 0776-81-3223 |
あわら市、坂井市 |
奥越農林総合事務所林業部 |
大野市友江11-10 | 0779-65-1492 | 大野市、勝山市 |
丹南農林総合事務所林業部 |
越前市上太田町41-5 | 0778-23-4961 |
鯖江市、越前市、南越前町、池田町 |
丹南農林総合事務所(丹生分庁舎) |
丹生郡越前町内郡14-36 | 0778-34-1790 | 越前町 |
嶺南振興局二州農林部 | 敦賀市中央町1丁目7-42 | 0770-22-0291 |
敦賀市、美浜町、若狭町(旧三方町) |
嶺南振興局林業水産部 | 小浜市遠敷1丁目101 | 0770-56-2218 |
小浜市、若狭町(旧上中町)、おおい町、高浜町 |
総合グリーンセンター | 坂井市丸岡町楽間15 | 0776-67-0002 | 県全域 |
アンケート
より詳しくご感想をいただける場合は、mori@pref.fukui.lg.jpまでメールでお送りください。
お問い合わせ先
森づくり課森林活用グループ
電話番号:0776-20-0443 | ファックス:0776-20-0655 | メール:mori@pref.fukui.lg.jp
福井市大手3丁目17-1(地図・アクセス)
受付時間 月曜日から金曜日 8時30分から17時15分(土曜・日曜・祝日・年末年始を除く)