耕作放棄地で若狭牛の放牧が始まりました。
小浜市では、耕作放棄地の有効活用や景観保全を目的として、昨年度から若狭牛の繁殖雌牛(お母さん牛)の短期放牧を実施しています。今年度は新たに、中名田地区が名乗りを上げ、県嶺南牧場からレンタルした若狭牛3頭を約3か月間、地区内の約3.5haの耕作放棄地を簡易整備して放牧することになりました。
6月18日、放牧の開始に合わせ、地元の中名田小学校や小浜市役所と連携して「入牧式」を行いました。生徒たちは間近で見る大きな牛に感動や戸惑いなどを見せながらも、牛との触れ合いを楽しんでいました。
中名田地区は今後、みずから牛を購入・飼育して北陸地方では前例のない『周年放牧』に挑戦し、放牧を通じて地域振興を図っていくという構想があります。実施主体である“一般社団法人 中名田”の東代表と“田村のゆめづくり協議会”の坂下代表は「これからも耕作放棄地の解消に努めていきたい。」と今後の意気込みを語ってくれました。
農業経営支援部は、引き続き地元や市と連携を図り、周年放牧の成功を後押ししていきます。(西村)
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