「第８回白川静漢字教育賞」記念講演を開催しました。

宮城谷昌光氏 による「第８回白川静漢字教育賞」記念講演  および  感謝状贈呈式  を実施しました。

 

【記念講演】　

　１１月２７日（土）午後、宮城谷　昌光（みやぎたに　まさみつ）氏を「第８回白川静漢字教育賞」記念講演の講師としてお招きし、「白川静先生がいなければ宮城谷昌光という作家は存在しなかった」と題し、白川静博士や白川文字学から受けた影響などを振り返りながら、漢字やことばのもつ力や作品との関わりなどについてお話しいただきました。

　宮城谷氏からは、「白川博士の著書『漢字』と出会い、漢字についてこれほど分かりやすい本があるのかと驚いた。漢文の分かりにくさが怖くなくなった」「お目にかかりたいと願っていたら夢が叶った。 白川先生はとても優しい方で、力に満ち溢れていた」など、無名の頃からのいろいろなお話を伺うことができました。

　今回、８５名の方々にご参加いただきました。参加者からは、「人間、年齢は関係ない！学問は辛いものではなく楽しいもの！念ずれば花開く！など多くの言葉にパワーをいただきました」「お優しい語りが印象的でした。また、別のお話を伺いたいです 」といった声が聞かれました。

【感謝状贈呈式】

　この度、宮城谷氏より、白川博士の自筆書簡や蔵書、貴重資料などを県にご寄贈いただきました。そのことに感謝し、同日、福井県副知事　櫻本宏より感謝状を贈呈致しました。また、県立図書館内の３つのゾーンで１２月２６日（日）まで（ふるさと文学館は令和４年２月１６日まで）特別展示を行っています。