米粉を知って新商品開発しませんか

最終更新日 2022年11月25日ページID 051445

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米粉イラスト

 小麦粉の価格高騰等により、米粉の利用が注目されています。
 近年、米粉の製粉技術の向上により、従来の煎餅やお団子だけでなく、パンや麺類、洋菓子など、幅広く活用できるようになりました。
 米粉は、小麦粉の代わりとして使われることが増えてきましたが、米粉の特徴や小麦粉との違いなどをご紹介します。

 これを機会に、米粉を使った商品開発をしてみませんか?
 

米粉とは?

 従来から、うるち米を粉にした「上新粉」、「上用粉」や、もち米を粉にした「白玉粉」、「道明寺粉」がありましたが、粉の粒が大きく、パンやケーキなどを作るのに向いていませんでした。
 近年、製粉技術の向上により、さらに細かい製粉が可能になり、さまざまな用途に使えるようになりました。
 最近では、この微細紛を「米粉」と呼んでいます。

 

米粉の魅力

○グルテンフリー

 小麦粉には、水を加えてこねると、「グルテン」という粘りのもととなるたんぱく質が多くできます。
 米粉には、「グルテン」が含まれていないため、小麦アレルギーを持った方も、小麦粉の代用として使用することが可能です。

○サクサク、もちもち

 小麦粉に比べ、油を吸いにくいため、揚げ物やクッキーなどはサクサクの食感に!
 油のとりすぎになりにくく、ヘルシーです。
 また、米粉は水を吸収しやすいため、ケーキやパンはしっとりと仕上がります。
 お米に含まれるデンプンの一種のアミロペクチンによって、もちもちの食感になります。

○栄養価が高い
 米粉は小麦粉に比べ、たんぱく質の成分のひとつである必須アミノ酸(リジン)が多いため、アミノ酸のバランスがよく、たんぱく質の栄養価が高い特徴があります。
 ・アミノ酸スコア・・・米(精白米):65、小麦粉:41
  
※農林水産省ホームページ「米粉情報」より
  ※アミノ酸スコア:食品に含まれる「必須アミノ酸」のバランスを数字で示したものです。
    アミノ酸スコアが高い食品は、質の高いたんぱく質を含んでいると言われています。
○使いやすい
 米粉を使うとダマができにくく、使うときにふるいにかける必要がありません。
 お菓子、パン、お料理に幅広く使えます。
 

米粉の種類

米粉(微細粉) パン、麺、お菓子など
上新粉・上用粉 団子、柏餅、草餅、かるかんなど
白玉粉 白玉団子、大福もちなど
道明寺粉 桜餅など
 

米粉の商品開発のご相談

 商品開発にあたっては、使用する米粉の特性が加工品の仕上がりに大きく影響するため、米粉の品質に合った使い分けが必要となります。
 まずは、下記の資料を参考に、使用する米粉の吸水性を確認してから使いましょう。
 米粉の特性評価や米粉利用、商品開発については、福井県食品加工研究所でご相談を受け付けています。
米粉商品開発資料 (←画像をクリックすると、PDFファイルが開きます)

 【ご相談の連絡先】
  福井県食品加工研究所
   電話:0776-61-3539
   メール:shokuhin@pref.fukui.lg.jp

 

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